めんの旭屋の人気商品である、「なみえ焼きそば」のご紹介です。
「なみえ焼きそば」は、福島県双葉郡浪江町で生まれた焼きそばで、福島県のご当地グルメです。近年では、多くのメディアなどでも取り上げられており、その知名度は全国レベルとなっています。
「なみえ焼きそば」の特徴は、何と言ってもその麺の太さにあります。通常の焼きそばの約3倍の大きさにあたる極太麺を使用しているため、もちもちとした食感に濃厚ソースが絡みやすくなっています。また、具は豚バラともやしのみとシンプルになっており、これにラードを使って炒めることで美味しさが最大限に引き出されています。
ここでは、「なみえ焼きそば」のルーツや魅力について迫っていきたいと思います。
(写真:福島県アンテナショップ なみえ焼きそば)
(動画:福島県アンテナショップ なみえ焼きそば)
「なみえ焼きそば」の歴史
なみえ焼きそばのルーツは、1950年代までさかのぼります。
当時の福島県浪江町の産業は農業・漁業・林業等の第一次産業が大半であったため、作業に従事する労働者から、「安く」、「旨く」、「腹持ちのよい」ものが食べたいとの要望がありました。その要望に応えて、豚バラ、もやしを使用した極太麺の焼きそばが考案されたと言われています。
現在では、町内の多くの飲食店で提供されており、B1グランプリで優勝するなど、震災後の町の復興支援にも一役担っています。
めんの旭屋とは
めんの旭屋は1935年に米穀・製粉・乾麺製造業として浪江駅前権現堂に工場を構え創業しました。
その後、生めん、ゆでめんと商品の幅を広げ、生きた麺だからこそ「おいしい」をモットーに、安全で造り手の見えるおいしい麺をつくり続けています。
1950年 頃 なみえ焼きそば発祥
1979年 3月 1食用太麺発売
1982年 6月 3人前太っちょ焼そば発売
1985年 4月 とっても太っちょ焼そばを8月、12月期間限定にて発売(現在は通年発売)
2008年11月 浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)建国
2009年 春 愛Bリーグ 北海道東北支部に加盟
2010年 4月 愛Bリーグ 正会員に昇格
※愛Bリーグとは、B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会です。
今回、紹介させていただく「なみえ焼きそば」の他にも、「親父の小言 ラーメン」などの人気商品があります。
めんの旭屋公式サイト
原材料や賞味期限
原材料
めん:小麦粉、食塩、加工でん粉、グリシン、かんすい、くちなし色素
ソース:ウスターソース、砂糖、粉末ソース、食塩、ぶどう糖果糖液糖、トマト、オニオン、香辛料、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、
内容量:534g(めん150g×3、ソース28g×3)
賞味期限
15日間
(写真:福島県アンテナショップ なみえ焼きそば 裏面)
「浪江焼麺太国」とは
浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)とは、福島県の双葉郡浪江町の名物である太麺焼きそばをたくさんの方に食べて、知ってもらい、浪江町を活性化し元気にするために、2008年に浪江町商工会青年部が中心となって設立(建国)しました。頭の上にやきそばが乗っている特徴的なファッションの「やきそば太王」を中心に広報活動をしています。東日本大震災後は、目標を町おこしから「町民の心の復興」に変更し、全国各地を回り活動しています。
「なみえ焼そば」検麺の印
浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けたお店では、「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されます。
お皿には、地元の大堀相馬焼に300年以上伝わる、開運成就を意味する九頭の神馬が描かれています。
この神馬は、幸運を呼ぶ馬九行久(うまくいく)の左馬で、絵馬にも描かれ縁起が良く、右に出るものがいないということからも、勝負に強いといわれています。また、十二支の馬は、方位としては南に位置しており、人間でいえば頭、つまり頭角を現すということからも、秀でる、優れているという意味を含めて運気をあげると伝えられています。
(写真:浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けたお店で使われるお皿)
B-1グランプリでゴールドグランプリを獲得した「浪江焼麺太国」公認の「なみえ焼そば」
2013年に愛知県豊川市で開催された「ご当地グルメでまちおこしの祭典!! B-1グランプリin豊川」で、町おこし団体の「浪江焼麺太国」が福島県勢で初めて、ゴールドグランプリを受賞しました。
(写真:福島県アンテナショップで撮影のなみえ焼きそばパッケージ写真裏面)
「なみえ焼きそば」を福島県で購入
福島県の「めんの旭屋 郡山事務所」で「なみえ焼きそば」を購入することが出来ます。
福島県郡山市冨久山久保田町恩田80-1
TEL:0240-35-2217
営業時間:平日9:00~17:00
休日:土曜・日曜・祝日
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「なみえ焼きそば」を東京で購入
福島県アンテナショップ日本橋ふくしま館MIDETTEで「なみえ焼きそば」を購入することが出来ます。
(写真:福島県 アンテナショップ)
愛称の「MIDETTE」は、福島県の方言で「見てね、来てみてね」という意味で、福島県アンテナショップでは、福島県の特産品の取り扱い(約2500品目)をはじめ、復興に向かう「ふくしまの今」を発信しています。
(写真:福島県アンテナショップ なみえ焼きそば 3食パック)
日本橋ふくしま館MIDETTE
最寄り駅:東京メトロ銀座線・半蔵門線三越駅前A8出口から徒歩3分
住所:東京都中央区日本橋室町4-3-16柳屋太洋ビル1F
営業時間:平日11:00-20:00/土日祝日11:00-18:00
※年末年始等に休館日がございます。
その他、詳細については、福島県アンテナショップ日本橋ふくしま館MIDETTEの公式サイトをご確認ください。
「なみえ焼きそば」を通信販売で購入
旭屋 楽天市場店で購入することが出来ます。
通信販売サイト
https://www.rakuten.co.jp/namiefutomen/
お支払い方法、送料など
https://www.rakuten.co.jp/namiefutomen/info.html
取材協力