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熊本県 アンテナショップ 「徳用ちりめんじゃこ」

熊本県アンテナショップ(東京都中央区銀座5-3-16)で販売されている、 熊本県特産「徳用ちりめんじゃこ」のご紹介です。
熊本県アンテナショップでは、お徳用サイズのちりめんじゃこが人気を博しています。
ごはんのお供にも、炒飯、パスタ、サラダのトッピングに重宝します。
自然豊かな天草の海が育んだ「徳用ちりめんじゃこ」は、アンテナショップでも人気ベスト10に入ります。
ここでは、熊本県天草産の「徳用ちりめんじゃこ」の魅力やルーツについて迫っていきたいと思います。

(写真:銀座熊本館 徳用ちりめんじゃこ)

(動画:銀座熊本館 徳用ちりめんじゃこ)

ちりめんじゃことは

ちりめんじゃこ(縮緬雑魚)は、イワシやシロウオ、イカナゴなどの稚魚を食塩水で茹でた後、天日で干した食品です。収量が多く、油分の少ない稚魚がちりめんじゃこ作りに適しています。
名前の由来は、たくさんの雑魚を茹でて広げて干した姿が絹織物の「ちりめん(縮緬)」を広げたように見えることから呼ばれました。
またじゃことは、小さい魚を「ざこ(雑魚)」の拗音化されたものです。
稀に、ちりめんじゃこの中に、タコやエビ、タツノオトシゴの稚魚が混ざっていることがあります。

・原材料

イワシ、食塩

・栄養素

ちりめんじゃこは栄養素の宝庫です
頭から尾までまるごと食べられるため、カルシウムやビタミンDが大変豊富です。
ちりめんじゃこに含まれているカルシウムの含有量は、100gあたり520mgです。これは、牛乳の約4倍のカルシウム含有量に相当します。
ちりめんじゃこは、お酢や梅干しなどと一緒に食べることで、さらにカルシウムが体内に吸収されやすくなります。

(写真:銀座熊本館 徳用ちりめんじゃこ)

ちりめんじゃこの歴史

ちりめんじゃこの歴史は古く、奈良時代(約1300年前)に食べられていました。天日に干して保存し、米と同様に俵などに入れて保存していました。江戸時代のちりめんじゃこは、保存食として保管するためにかなり塩分を強めて作っていました。近年になって減塩が意識され、ちりめんじゃこは塩気が減り食べやすくなりました。

 

ちりめんじゃこが作られる工程

1.熊本県天草市周辺で漁獲した稚魚は、鮮度が落ちないようすばやく水揚げします。

2.水揚げされた稚魚は、直ちに釜揚げします。この状態の稚魚が釜揚げシラスです。

3.扇風機などで乾燥されたのち、天日干しされます。

4.最後に、選別をして詰められます。

ちりめんじゃこを作る際、稚魚の鮮度が一番重要です。稚魚の鮮度が落ちていると、腹が割れ赤くなってしまいます。

 

徳用ちりめんじゃこの産地、熊本県天草について

天草とは、熊本県の南西部に位置する島々で、周囲を東シナ海・有明海・八代海という3つの海に囲まれています。一年を通して温暖な気候に恵まれています。
3つの海では、「ちりめんじゃこ」の原材料となるイワシの稚魚はもちろん、生うに、車海老養殖も盛んで、海の幸の宝庫です。
美しい自然や南蛮文化、キリシタン文化を伝える歴史的建造、温泉もあります。
現在観光地として、日本のみならず世界中から観光客が来島しています。

・﨑津集落

2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」での世界遺産登録を目指しています。この集落は1638年以降、250年もの長い間キリスト教信仰を守り抜きました。

・﨑津教会

キリシタンを弾圧していた頃、絵踏みが行われていた場所に建設されました。
内部は、教会としては珍しく畳敷きになっています。

・大江教会

キリスト教解禁後、天草で最もはやく建設されたのが「大江教会」です。
フランス人宣教師が私財を投じて建設しました。

・下田温泉

約750年前に開湯しました。源泉100%の天然温泉は、切り傷や疲労回復の効果があると言われています。

 

徳用ちりめんじゃこの販売会社

販売会社:株式会社みやもと海産物

住所:熊本県葦北郡芦北町鶴木山45

電場番号:0966-82-2320

製造・販売元は、「株式会社みやもと海産物」です。
株式会社みやもと海産物は、熊本県芦北町に所在しています。
熊本県芦北町は、熊本県南部に位置し、不知火海に面しています。
芦北町は海をはさんで天草の島々があります。
柑橘系果物『デコポン』の名産地であり、漁業は伝統的な『うたせ船』で行います。
うたせ船とは、大きな4本のマスト、前後に突き出した2本の竿に貼った大小9つの帆で風を受け、潮の流れに任せて進みます。

・「株式会社みやもと海産物」のこだわり

イワシの稚魚は、工場から1~2分のポイントでのみ漁をしています。
工場が島の岸壁にあるため、漁をして直ちに釜茹ですることが可能です。
その時間、およそ5分で終了です。
曲がった背のちりめんじゃこが鮮度の良いあかしといわれています。

 

ちりめんじゃこの活用方法

他の食材と相性が良く、旨味たっぷりに仕上がります。また栄養豊富なちりめんじゃこは、老若男女問わず親しまれています。
保存がきくちりめんじゃこは、常備菜を作るときに使用するのがトレンドです。

・梅と一緒におにぎり、パスタの具材

・ピーマンとちりめんじゃこのつくだ煮

・青菜とちりめんじゃこの炒煮

 

ちりめんじゃこを購入する

株式会社みやもと海産物のホームページより購入可能です。

オンラインショップでは、不知火海で獲れた太刀魚やアシアカ海老の加工品も取り扱っています。贈答品やお徳用商品まで揃っています。

株式会社みやもと海産物のホームページ:

http://www.miyamoto-ksb.com/syolist.htm

・販売店舗

熊本県アンテナショップ 銀座熊本館 (東京都中央区銀座5-3-16)

(写真:銀座熊本館 徳用ちりめんじゃこ)

今回の取材先です。

http://antena.tougaku.info/post-648/

(写真:熊本県アンテナショップ 銀座熊本館)

 

<取材協力:熊本県アンテナショップ 銀座熊本館>

 

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